20090405|キャッツ|劇団四季  

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五反田キャッツ・シアターでの、キャッツ公演が千秋楽を迎えるということで、劇団四季のミュージカル「キャッツ」の公演を観てきました。

 

「キャッツ」
2009年4月5日(日)13時開演
劇団四季 五反田キャッツ・シアター

(出演者)

グリザベラ:木村智秋
ジェリーロラム=グリドルボーン:秋 夢子
ジェニエニドッツ:小松陽子
ランペルティーザ:チェ ウンヘ
ディミータ:有永美奈子
ボンバルリーナ:西村麗子
シラバブ:五所真理子
タントミール:八鳥仁美
ジェミマ:王クン
ヴィクトリア:千堂百慧
カッサンドラ:蒼井 蘭
オールドデュトロノミー:チェ ソンジェ
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ:寺田真実
マンカストラップ:西門宇翔
ラム・タム・タガー:荒川 務
ミストフェリーズ:金子信弛
マンゴジェリー:川東優希
スキンブルシャンクス:劉 昌明
コリコパット:花沢 翼
ランパスキャット:ユ ホンチョル
カーバケッティ:齊藤太一
ギルバート:入江航平
マキャヴィティ:金久 烈
タンブルブルータス:川野 翔

(あらすじ)

あらすじは、Wikipediaの以下の記事を参照くださいー。

キャッツ (ミュージカル) - Wikipedia

(感想)

幾度となく足を通った五反田キャッツ・シアター。そういえば、初めて劇団四季の公演を観たのも五反田のキャッツでした。そのときの鮮烈な印象といったら、それはそれは衝撃的なもので特にラストシーンで猫たちが熱唱するところ”猫は○○にあらずー!”では、あまりの迫力に頭が真っ白になってしまった。

あぁ、プロってすごいなぁ。ボクには絶対にまねできないなぁ。といった一種の諦めと尊敬の念の入り混じった気分になったのを覚えています。

それから、劇団四季の様々な公演を観に行くようになって、いまではこうやってブログを書くようになったわけですが、そのきっかけとなった五反田キャッツ・シアターが賃貸契約満了ということで、千秋楽を迎えることになった。

劇団四季は、日本各地にシアターをもっています。京都、大阪、福岡、名古屋など。そして、東京で公演を終えた演目は、そのあと地方のシアターで公演されることが多いんです(逆に、地方で初演があって、まだ東京で公演がされてない作品もあります)

つまり、次にいつキャッツを観れるのか分からない。地方になんか行ったら、東京に戻ってくるのはいつになるんだ!?

ということで、慌ててチケットを取って、五反田まで足を運んだわけです。

ストーリーは、いつものキャッツなので取り立てて驚くこともなかったのですが、ラム・タム・タガー役が荒川 務さんだったのがうれしかったですね。荒川務さんは、「ミュージカル異国の丘」や「ブラックコメディ」とった作品で、主人公を演じている俳優。普段は主役級の荒川さんが猫を演じてるー!!ということで、奥さんと喜んでました。

ちなみに、ラム・タム・タガーって何?という方のために少々、ご説明。まず概要は、Wikipediaから引用。

雌猫たちのアイドル。道化っぽさと厳粛さを併せ持つセクシーな猫。公演版によるが、基本的に浮気性。通常、ミック・ジャガーをイメージした猫として演出される。野生的なタテガミがある衣装が印象的。黒い衣装の時と白い衣装の時がある。

で、これだけじゃ分かりづらいので、調べてたらYouTubeで外国版CATS(ある意味、本家かもしれません)におけるラム・タム・タガー(Rum Tum Tugger)の映像を見つけました!

あ、もちろんこの人は荒川務さんじゃないですよ。ただ、音楽は一緒ですね。英語ですが大体同じようなことを行っているように聞こえました。

まぁ、要は暴れん坊な猫なんですよ、ラム・タム・タガーは。そのラム・タムを、紳士的な男性役が多い荒川さんが演じているところが、なんとも不思議な感じ。でも、さすがに歌や踊りは完璧でした。やっぱり一流の俳優さんは、何をやっても様になりますね。

ただ、キャッツの中でボクが一番好きなキャラクターは、ラム・タム・タガーじゃないんですね。

スキンブルシャンクス(Skimbleshanks)が一番なのです。

Wikipediaから、どんな猫なのか、引用ー。

鉄道猫("The railway cat")。活動的なオレンジのブチ猫。列車に住み、非公式の車掌として活躍している。

YouTubeにも映像があったので、貼っておきます。

 

どこが気に入っているかというと、このシーンの最後のほうで猫たちがガラクタをあつめて、1台の列車を作ります。その天井で、スキンブルシャンクスが歌うんですが、このシーンがなんとも素晴らしい。列車の旅のワクワク、ドキドキする感じだけを抜き取って凝縮した感じなのです。初めてCATSを観たときは、まずこのシーンで感涙しました(泣)

ちなみに、劇団四季のCATSのほうが、このYouTubeの中で猫たちが作っている列車よりも、かっこいいです。

 

それにしても、これでしばらく見納めかとおもうとほんとにサビシイですね。地方公演が始まったら、猫たちに会いに行ってしまいそう。

劇団四季の「アルデールまたは聖女」の公演を観てきました。

「アルデールまたは聖女」
2009年1月31日(土)17時30分開演
劇団四季 自由劇場

(出演者)

将軍 : 志村 要
将軍夫人 : 斉藤昭子
伯爵(将軍の義弟) : 味方隆司
伯爵夫人(将軍の妹) : 野村玲子
男爵(伯爵夫人の恋人) : 栗原英雄
ニコラ(将軍の二男) : 田邊真也
ナタリー(将軍の長男の妻) : 木村花代
アダ(女中・将軍の情婦) : 団こと葉
アルデールの恋人 : 高橋征郎(劇団民藝)

(あらすじ)

舞台はフランスの避暑地、名将レオン・サンペ邸。

主人の将軍は、嫉妬で精神に異常をきたした夫人に隠れて、若いメイドと浮気をしていた。

長男の大尉は、20歳の美しい妻を邸に残したままアジアから帰らず、士官学校生の多感な次男は幼馴染のその兄嫁に複雑な感情を抱いている様子。

将軍の妹の伯爵夫人リリアーヌにも夫にも公認の愛人がいた。

もう一人の妹アルデールは、生まれつき身体に障害があり、人生の欲望とは無縁の聖地のような生活を送っていたのだが、その彼女が同じ障害者の家庭教師と恋に落ちていることが分かった。

将軍はアルデールの恋愛のことで家族会議を開く。人々の間に危うく保たれていたバランスが崩れ始めていく・・・

(感想)

「アルデールまたは聖女」は、劇団四季の旗揚げ公演として1954年1月22日から3日間上演されています。この作品は55年という月日を経て、新しい世代を担う劇団四季の俳優たちによって鮮やかに蘇りました。

タイトルとなっているアルデールは、結局一度も姿を見せることはありませんでした。アルデールに求めていることと、自分自身が犯している過ちとの間でそれぞれ苦悩する様子を障害をもったアルデールを中心として表現しており、脚本の構成自体の完成度がとても高いと感じました。

劇団四季は、旗揚げ公演当時、この作品を上演するにあたり半年間の準備をしたということですが、55年が経過してもなお色褪せていませんでした。半世紀を経ても、観客に共感させられる普遍的なテーマを選択できるスキルが、当初の劇団員達に存在していたからこそ、劇団四季がここまで成長できたのだろう、と感ぜざるを得ません。

次に俳優さんたちの演技ですが、一番印象に強く残ったの伯爵夫人役の野村玲子さんです。野村さんというと、今までは「オンディーヌ」の水の精オンディーヌ役や「李香蘭」の李香蘭役、「赤毛のアン」のアン役など、可憐な少女を演じることが多かった。しかし、今回は伯爵夫人として、夫である伯爵と自分の恋人である男爵との間にある微妙な距離感を巧妙に演じており、とても説得力がありました。

そんなことを思っていたら、Yahoo!知恵袋でもっと直接的な書き込みがありました。

先日劇団四季のハムレッットを観に行ったんですが、オフィーリア役の野村玲子って... - Yahoo!知恵袋

ボクも基本的には上記の意見には同感です。劇団四季の代表である浅利慶太氏の奥さんということで、主役を射止めているのではないか、というの指摘はもしかしたら表面的であり薄っぺらいものなのかもしれません。キャリアをつめばそれだけ演技に深みを増していくわけですし。実力がある俳優であることは、誰もが認めているかとおもいます。不思議なことに、多少年齢差にギャップを感じてしまいながらも、野村さんの出演する舞台を観にいくため、足しげく劇場まで通っているのも個人的な面では事実です。

年相応というと少々失礼なのかもしれませんが、年をとっていくことは決して悪いことではなくて、おそらく若かったころの野村さんが、この将軍夫人役を演じても、独特な妖艶な雰囲気は出なかったはず。個人的には、もっともっと”大人の女性”の演技が見てみたいなぁ。そういった意味で、野村さんのこれからが楽しみです。

2008年12月23日は、日生劇場で「ラ・カージュ・オ・フォール」の公演を観てきました。

「ラ・カージュ・オ・フォール」
2008年12月23日(祝)12時30分開演
日生劇場

(出演者)
・ジョルジュ(「ラ・カージュ・オ・フォール」経営者):鹿賀丈史

・ザザことアルバン(ジョルジュの情婦):市村正親

・アンヌ(ミッシェルの恋人):島谷ひとみ
・ジャン・ミッシェル(ジョルジュの息子):山崎育三郎

・ジャックリーヌ(レストラン経営者):香寿たつき

・シャンタル(カジェル):新納慎也
・ハンナ(カジェル):真島茂樹

・ダンドン議員 (アンヌの父):今井清隆
・ダンドン夫人 (アンヌの母):森公美子

・ジャコブ(ザザの侍女):花井京乃助
・ルノー(カフェの主人):林アキラ
・ルノー夫人(カフェの女将さん):園山晴子
・フランシス(舞台監督):日比野啓一

・メルセデス(カジェル):大塚雅夫
・デルマ(カジェル):石丸貴志
・フェードラ(カジェル):美濃 良
・オデット(カジェル):香取新一
・モニク(カジェル):水野栄治
・ロシン(カジェル):富山 忠
・ニコル(カジェル):附田政信
・クロクロ(カジェル):佐々木誠
・ビデル(カジェル):杉山有大
・アンジェリク(カジェル):加賀谷一肇

(あらすじ)
南仏サントロペーの人気ゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」を中心として繰り広げられる物語。経営者ジョルジュと看板スターのザザことアルバンは20年もの間一緒に暮らしている。ジョルジュには、最愛の息子ジャン・ミッシェルがおり、アルバンが母親がわりとなり、手塩にかけて育てて来た。
そのジャンが、結婚宣言したことから騒ぎが始まる。相手は、ゲイ反対派の急先鋒である政治家ダンドン議員の娘アンヌ。彼女の両親がジョルジュに会いに来るというので、ジャンの母親を呼んでその場をとりつくろおうとする。しかし、ジャンの母親が来られなってしまった。
そこで、アルバンは女装して母親になりすまし、馴染みのジャクリーンのお店で出会うことにしてダンドン夫妻の前現れる。このアルバンのおかげで、その場はひとますハッピーエンドになるかと思いきや・・・

(感想)

やっぱり、鹿賀さんと市村さんのコンビは最高です!前回は「ペテン師と詐欺師」を観ました。

東京観劇レポート: 080113|ペテン師と詐欺師|日生劇場

このときは、年齢相応なオジサン役だったのですが、今回の役は二人ともゲイ。

市村さんといえば、映画『ホテルビーナス』でも老オカマのビーナスを好演してましたね。このときは物静かなオカマでしたが、今回のザザはゲイクラブの看板スター。

男でありながら、ジョルジュを息子のように愛していることがよく伝わってきました。それは人間味あふれる演技が出来る市村さんだからこそ、出来たんじゃないかと。

ゲイクラブのショーも迫力があってよかった。男性が女装して華やかな群舞を繰り広げるので、迫力もあるしスピード感もあり、笑える。ゲイ文化も立派なエンターテイメントだなぁー、とつくづく感じました。

ちなみに森久美子さんもキャストに組み込まれてますが、出演されるのは第2幕の後半。彼女も圧倒的な存在感があって好きなんですが、もうちょっといろいろと見たかったなぁ、というのが感じました。

他にはアンヌ役の島谷ひとみさんがテレビなどで観るイメージよりもだいぶ細くてちっちゃいなぁ、というところ。やっぱり舞台は生の役者の姿を見ることが出来ていいですね。

p.s.今回は諸事情により奥さんと行くことが出来なかったので、再演するときは是非一緒にいきたいなぁ。そして、前日の23時過ぎに連絡したにも係らず快く付合ってくれた友人に感謝感謝です!

2008年12月14日の夜に帝国劇場 ミュージカル『エリザベート』の公演を観てきました。

『エリザベート』
2008年12月14日(日)17時開演
帝国劇場

(出演者)

エリザベート:朝海ひかる
トート:武田 真治
マックス:村井 国夫
ルイジ・ルキーニ:髙嶋 政宏
フランツ・ヨーゼフ:石川 禅
ゾフィー:寿ひずる
マダム・ヴォルフ:伊東 弘美    
ルドヴィカ:春風ひとみ
ルドルフ:伊礼 彼方

(あらすじ)

あらすじは、wikipediaの記述を参照。

エリザベート (ミュージカル) - Wikipedia

(感想)

東宝系のミュージカルでよくあるのですが、今回もダブルキャストでした。ダブルキャストというのは、一つの役に対して2名の役者がキャスティングされることです。そのため、公演毎に演じる人が代わるので、当然印象も代わってきます。

というわけで、本題ですがエリザベートのキャスティングで特筆すべきはトート役の武田 真治さんの演技ですねー。「めちゃイケ」の印象が強かったのでどうかなー、と思っていたのですが独自の世界観を持った演技をしていました。これはオリジナリティーがあるなぁ、と感じました。

トートは、「黄泉の帝王」という設定なのですが武田さんの場合、ナヨナヨっとした印象。オカマみたいな歌い方をして粘っこい。でも、それって武田さんがやると本来の自身のイメージとリンクして妙なリアリティーがある。そこに魅力を感じました。あくまで、自分自身がトートを演じる場合にどうしたらいいのか、ちゃんと考えているような気がしました。

さすが、めちゃイケメンバー。

あと、よかったのはルキーニ役の髙嶋さん。主役であるエリザベートの暗殺者なのですが、同時にストーリーテラー役も兼ねていてそれがいい味を出してました。

東宝ミュージカル版のエリザベートが2000年に始まってからずっとルキーニ役を務めているのも納得ですね。

今度はダブルキャストの別バージョンで観てみたいです。

(ミュージカル「エリザベート」プロモーション映像)

<a href="http://eyevio.jp/movie/163876"><img src="https://lh3.googleusercontent.com/blogger_img_proxy/AEn0k_sDTrxy5lC9VZXNJ_Pfoas0LDVkLOGiwhZHbu6l2I-3CS8_vUBolpIg035gKIP6AchMt4SwcG2U6l_mteOsBEE1kbOD-pUtUvJ11BvvpqMSoyYhyILeIvKkWvOQU1MKfIec5Uul26qZ5Q=s0-d">ミュージカル&#12300;エリザベート&#12301;プロモーション映像</a>

081130|55STEPS|劇団四季  

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11月30日に、劇団四季のミュージカル「55Steps」の公演を観てきました。

「55Steps」
2008年11月30日(日)
劇団四季 四季劇場[秋]

(出演者)

【ヴォーカルパート 男性】
阿久津陽一郎
高井 治
李 涛
【ヴォーカルパート 女性】
井上智恵
早水小夜子
花田えりか

【ダンスパート 男性】
西尾健治
萩原隆匡
松島勇気
徳永義満
斎藤洋一郎
岩崎晋也
脇坂真人
神谷 凌
厂原時也
【ダンスパート 女性】
中元美里
駅田郁美
杏奈
須田綾乃
柴田桃子
恒川 愛
坂田加奈子
高倉恵美
海野愛理
泉 春花

(あらすじ)

劇団四季が手がけてきた数々の作品の中から選りすぐりの音楽とともに、新たにアレンジをしたダンスによって、再構成された「まるでミュージカルの宝石箱」のような作品。

(感想)

この55Stepsは、劇団四季のホームページなどで「まるでミュージカルの宝石箱だ。」というキャッチコピーが使われています。このコピー、決して大袈裟なものではないと思います。

本当に宝石を散りばめたようなステージでした。

後述するYoutubeで公開されているプロモーション映像にもありますが、第1幕のラストを飾る「美女と野獣」のナンバーである「Be Our Guest」は圧巻。鳥肌がたちました。

あと、第1幕でいえば「ドレミの歌」もよかったなぁ。THE SOUND OF MUSICからの曲で、幼稚園で教わるこの曲ですが、観客を巻き込んだとっても素敵な演出がありました。これはネタばれするので詳しくは書きませんが、教育テレビ風の演出でこれでもか!、これでもか!というくらい幸せな感じでした。

第2幕は、昭和3部作の名曲から始まりました。3部作を知っているヒトにはたまらないですねー。ただ、ちょっとリサイタル的な雰囲気もあって、1幕と同じような雰囲気を求めるとツライかも。曲のよさを楽しむっていうところに重きをおいたほうがいいですね。

あと、55Stpesの特筆すべき点は演出が、浅利慶太氏ではないところ。劇団四季の演劇やミュージカルはほとんどすべての作品で、浅利氏が演出しています。しかし、この55Stepsは加藤敬二氏が手がけています。この加藤氏は、55Stepsの前身である「ソングアンドダンス」、「ソングアンドダンス2」でも演出を担当しており、今回で3回目。

正直なところ、荒削りな部分もあって他の作品には無い感じが随所にありました。それを違和感というのかも知れませんが、好印象のものもあればそうでない部分もいくつかありました。

劇場で販売されているパンフレットの中で、浅利氏も書いていましたが、

「劇団四季は既に浅利慶太だけで動かしているわけではない」

という名のとおり、新たな息吹を感じた気がします。ちなみに、余談ですが現在の劇団四季の公演は初演以外の作品については各公演毎に「演出委員会」という組織が存在しており中堅の役者が、ほぼ舞台リハーサルが出来るレベルまで演出を仕上げることが可能な仕組みが出来ているのだそうです。

確かに日本全国で公演をやっているわけで、そのような仕組みがないと回らないでしょうね。

ただ、この55Stepsは野球で例えるならばオールスターゲームなわけです。そうではない、ミュージカルや演劇については未だに浅利氏の演出がなされているわけです。それを問題というのか、むしろ劇団四季とは浅利氏演出のものだと割り切ってしまったほうがいいのか。

部外者にしては、余計なことかもしれませんが劇団四季の将来について思いをめぐらしてしまう、そんなことを考えながら、55Stepsを観ていました。

ちなみに、この公演は再演とか無いと思います。同じような企画があったとしても、違う演出がなされるはず。オールスターゲームですから。その時に最高のパフォーマンスを提供するのが、ソングアンドダンスだと思います。公演は、2009年3月29日まで。3月分のチケットは来年1月17日から一般発売ですので、気になる方は是非!

(Youtubeの映像)

YouTube - 劇団四季『55ステップス』プロモーション映像

081123|解ってたまるか!|劇団四季  

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劇団四季の「解ってたまるか!」の千秋楽公演を観てきました。

「解ってたまるか!」
2008年11月23日(日)
劇団四季 自由劇場

(出演者)

村木明男(ライフル魔) : 加藤敬二

【捜査本部】
瀬戸内(警視庁刑事部長 捜査本部長) : 山口嘉三
武田(警視庁捜査一課長 捜査本部副部長) : 池田英治
春野(麻布警察署長 捜査本部副部長) : 岡田吉弘(劇団昴)
熊谷(警部補) : 牧野公昭
力石(警部補) : 朝隈濯朗
平澤(警部補) : 香川大輔
絹川(巡査部長) : 藤川和彦
和田(巡査) : 高草量平(劇団昴)
【報道班】
明石(中央新聞記者) : 青羽 剛
倉持(東京経済新聞記者) : 鈴木 周
反野(東方新聞記者) : 田島康成(劇団昴)
【文化人グループ】
後藤則彦(大学教授) : 川地啓友
山中俊夫(弁護士) : 勅使瓦武志
大濱 茂(映画監督) : 田代隆秀
久田川順平(劇作家) : 岡崎克哉
【人質】
奥澤(綽名ヘッピリ) : 坂本岳大
甘粕(綽名オーアマ) : 田中廣臣
栗林(綽名ボヤキ) : 福山廉士(劇団昴)
関山(綽名カレススキ) : 神保幸由
結城(綽名ユダ) : 芹沢秀明
政子 : 中野今日子
光枝 : 佐和由梨
静 : 新子夏代
【ホテル関係者】
鈴木(支配人) : 井上隆司
内田(ルームサービス係)/シューベルト(ドイツ人) : 畠山典之

(あらすじ)

舞台は、一流ホテルのハイクラスの一室。ライフル魔・村木は、12人の人質をとり立てこもり、大量のダイナマイトを部屋に仕掛けて、警察と徹底抗戦をしている。自らの犯罪を

「社会的正当防衛である」

と訴える村木に、周囲は翻弄されるばかり。

「冷たい世間よりもこの部屋の方がよほど安全で平和だ」

村木の言葉に人質たちもだんだん説得され、村木を頂点とした奇妙な仲間意識が生まれてきます。
そのような中、なぜだか新聞記者やテレビ取材班が部屋にやってくる。警察はやってこないのに。人質救出にはあまり興味がないマスコミたち。トクダネを狙って、記者同士で互いに牽制したり足を引っ張ったり。。。

(感想)

まず、何よりもびっくりしたのは自由劇場の隣で上演している「55 STEPS」の構成、振付、演出の加藤敬二さんが、主役として出演しているところ。「55 STEPS」は大丈夫なの?と声をかけたいくらいでした。
(補足:次週に観に行った「55 STEPS」では感動のあまりウルウルしてしまいました。)

劇団四季 作品紹介(ステージガイド) 劇団四季ソング&ダンス~55STEPS~

気を取り直して、「解ってたまるか!」の感想ですが一言で言えば、ライフル魔 村木(加藤敬二)の独壇場ですね。あまり世間のことは知らないけれども、妙に説得力があり真実を述べているように聞こえる村木の台詞はとても魅力的でした。

果たして、村木の話している内容が真実なのか、単に口調が説得力があり自信に満ち溢れているから真実を語っているように聞こえるのか、はたまた村木に翻弄される人質や警察、報道関係者の姿から、観客である自分自身も翻弄しているのか、解らないけれどもとにかく笑わせていただきました。

ただ、ひとつ気になるのは「解ってたまるか!」というタイトルかなぁ。もう少しいい題名があったような気がする。劇の途中で、なんでこのタイトルとしたのか理由がわかるので、ある意味スッキリはしてるのですが、この劇自体の魅力を果たして引き出しているのだろうか。

もっと言ってしまえば、タイトルの「解ってたまるか!」からはどんな劇なのか「解らない」わけです。面白いストーリーなだけにもったいない。

2008年12月21日から2009年1月11日まで、京都劇場で公演されるようです。

って、加藤敬二さん、55 STEPSは??

p.s. Youtubeで沢山、映像をアップされてます。こちらも要チェックですー。

(Youtubeの映像)

YouTube - 劇団四季『解ってたまるか!』出演者からのメッセージ

YouTube - 劇団四季『解ってたまるか!』コマーシャル

YouTube - 劇団四季『解ってたまるか!』稽古場レポート

 

(劇団四季のホームページのコラム)

『解ってたまるか!』東京公演が千秋楽を迎えました

11月3日、『解ってたまるか!』東京公演が開幕しました

「いるいるこんな人」――思わず吹き出す『解ってたまるか!』 まもなく開幕!

爆笑喜劇『解ってたまるか!』まもなく開幕![動画追加]

081026|ブラックコメディ|劇団四季  

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劇団四季の「ブラックコメディ」を観てきました。この日は、自由劇場での千秋楽公演でした。
(2008年11月16日から12月13日まで、劇団四季京都劇場にて上演中!)

「ブラックコメディ」
2008年10月26日(日)時開演
劇団四季 自由劇場

(出演者)

ブリンズリー・ミラー      荒川 務
キャロル・メルケット     濱田めぐみ
ミス・ファーニヴァル     はにべあゆみ
メルケット大佐     志村 要
ハロルド・ゴリンジ     栗原英雄
シュパンツィッヒ     高橋征郎 (劇団民藝)
クレア     八重沢真美
ゲオルク・バンベルガー     勅使瓦武志

(あらすじ)
ブラックコメディの舞台は、ロンドンのとある一室。
若手彫刻家ブリンズリーとその恋人キャロルは結婚を控えたカップル。その日は、キャロルの父親メルケット大佐がやってくることになっています。さらに、ブリンズリーの彫刻作品を見に大金持ちの収集家が訪ねてくる予定。結婚を控えたふたりにとって、自分達の未来が決まる大事な一日。
ところがなぜか急に部屋は真っ暗に。不測の事態にもかかわらず、少し変わった隣人たちやブリンズリーの元恋人クレアまでがやってきてしまい、もうパニック状態。
それでも、ブリンズリーはなんとか丸くおさめようとするのだが・・・

(感想)

ブラックコメディの原作は、「エクウス」を書いたピーター・シェーファー氏。

東京観劇レポート: 070728|エクウス(馬)|劇団四季

「エクウス」のほうは緊張感があり、シリアスな印象が強かったのですが、このブラックコメディでも常に緊張感があり、身を乗り出して(気持ちだけです、四季では前傾姿勢での観劇は禁止されてます)ストーリーの展開を見守っていました。

ほんとうに次々と訪れてるハプニングに、おもわず主人公であり若手彫刻家のブリンズリーに感情移入をしてしまいます。特に、美術商でブリンズリーに友人以上の好意を持っているハロルド(男)の部屋から勝手に拝借した家具を暗闇の中、こっそりと返すシーンがあるのですが、いくつもある家具を返しているうちに、間違って「さっき返した家具」をもう一度持ってきてしまうシーンはクスクスと笑ってしまいました。

ストーリーの展開についてはある意味、その昔に一斉風靡したドリフターズのコントや吉本新喜劇に通じるものがあるんじゃないかな。

そして、主演でブリンズリー役の荒川 務さんはほんと格好よかった。コメディを演じさせて三枚目的な役柄にもかかわらず、品があるというか凛としていて好感がもてます。荒川 務さんはこの夏、ミュージカル「異国の丘」で九重秀隆役を演じられており、そのときからのファンです。次回はどんな役にチャレンジするのか、いまから楽しみです!

東京観劇レポート: 080607|異国の丘|劇団四季

劇団四季のホームページでも、千秋楽のレポートが掲載されてました。こちらもよろしければ。

力ある「笑い」に包まれた舞台――『ブラックコメディ』千秋楽!

東京観劇レポート