071230|ウィキッド|劇団四季  

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今日は劇団四季の「ウィキッド」を観ました。

「ウィキッド」
2007年12月30日12時30分開場 13時開演
at 電通四季劇場 海

今年の6月から始まった話題のミュージカル「ウィキッド」。今回はちょっと贅沢にA席で観ました。

071224|ハムレット|劇団四季  

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昨日は、劇団四季「ハムレット」を観るために劇団四季自由劇場へ行ってきました。

「ハムレット」
2007年12月24日13時開演
at 劇団四季自由劇場

初日ということもあって、招待客が多かったですね。そのため年配の方が目立ちました。

071210|WEST SIDE STORY|劇団四季  

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先日ですが、浜松町の四季劇場「秋」で「WEST SIDE STORY」を観てきました。

あらすじはWikipediaから引用。

シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』に着想し、当時のニューヨークの社会的背景を織り込み、白人とプエルトリコ移民との2つの異なる非行グループの抗争の狭間に揺れる2人の若い男女を描いたものである。

昨日は、帝国劇場で「ミュージカル イーストウィックの魔女たち」を観て来ました。

イーストウィックの魔女たち
2007年10月20日(土)17時~ at 帝国劇場
(キャスト)
ダリル・ヴァン・ホーン 陣内孝則
ジェーン・スマート 涼風真世
スーキー・ルージュモント 森公美子
アレクサンドラ・スポフォード マルシア
フェリシア・ガブリエル 大浦みずき
クライド・ガブリエル 安原義人
ジェニファー・ガブリエル (ダブルキャスト)黒木マリナ 皆本麻帆
マイケル・スポフォード 中川賢
フィデル 及川健
少女 小此木麻里

「イーストウィック」とは街の名前であり、魔女たちとは
・ジェーン・スマート 涼風真世
・スーキー・ルージュモント 森公美子
・アレクサンドラ・スポフォード マルシア
の3人で、みんな30代後半でバツイチや不倫という設定。

感想ですが、あんまり頭をつかわずに楽しめたミュージカルですね。最近、観ていた作品がどうも社会問題だったり、宗教だったりと難しいテーマが内在するものばかりだったので、ストーリーが分かりやすくてよかったです。

正直、お下品な演出もあったりして、とても子供には見せられない作品になってます(>_<)

でも、帝国劇場で演じられるミュージカルだけあって、歌や踊りはよかった。特に森久美子さんはやっぱり上手い。ただ声量があるだけじゃなくて、緩急をつけた芝居が出来てていい味を出してました。

今回もB席(4,000円)だったけど全然楽しめました。でも、A席(8,000円)の価値はなぁー、って感じです。

070922|この生命誰のもの|劇団四季  

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きょうは、浜松町の自由劇場で「この生命誰のもの」を観てきました。

「この生命誰のもの」
2007年9月22日(土)17:30~ at 自由劇場
(キャスト)
早田 健(患者) 味方隆司
シスター朝田(病棟婦長) 佐藤夏木
里村恵子(看護学生) 上領幸子(劇団昴)
田原洋介(看護助手) 芹沢秀明
北原真弓(担当医 研修医) 都築香弥子
江間隆司(集中治療部長 主治医) 志村 要
権堂令子(医療ケース・ワーカー) はにべあゆみ
森山敬二(早田健の弁護士) 鈴木 周
土屋 弘(精神科医) 藤川和彦
川路彰彦(早田健の弁護士) 田島康成(劇団昴)
馬場 晃(精神科医 院外) 齋藤 譲(劇団昴)
安藤一郎(病院の弁護士) 高草量平(劇団昴)
三村判事(裁判長) 石波義人(劇団昴)

この演劇では主人公である彫刻家は、

・自分の生命は、自分のものである。
・どのような治療を受けるか、最終的な判断は自分がするものだ。

という確固たる意思を持っています。その意思を貫き通すということは自らの延命治療をやめることにつながるわけで、それを医者が止めようとする。

・患者と医者の関係性として、あるべき姿とは何か?

ということを問いかけていました。

要は、いわゆる尊厳死について、交通事故で首より下が全身麻痺してしまった彫刻家が「死ぬ権利」というものを主張していくというストーリー。覚悟はしていましたが、とても重いテーマです。でも、その主人公である彫刻家は、とても明るいキャラクターなのです。演劇自体の雰囲気はむしろ明るい。尊厳死っていうテーマだけで「重そうな雰囲気の演劇」を想像させてしまいますが、全然そんなことなかったですね。

つきなみですが、自分が同じような目にあったら・・・と考えると、今まで五体満足で本当によかったなぁと思います。劇を見終わった後に、他のお客さんの表情を観ていたのですが、なんとく「ほっ」としていたことが印象に残りました。

浜松町の四季劇場 [秋]で「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレム・バージョン」を観てきました。

「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレム・バージョン」
2007年8月18日(土)17:15~ at 四季劇場[秋]
(キャスト)
ジーザス・クライスト 柳瀬大輔
イスカリオテのユダ 金森 勝
マグダラのマリア 高木美果
カヤパ(大司教) 飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父) 阿川建一郎
司祭1 佐藤圭一
司祭2 田辺 容
司祭3 川原信弘
シモン(使徒) 神崎翔馬
ペテロ(使徒) 賀山祐介
ピラト(ローマの総督) 田島亨祐
ヘロデ王 下村尊則

先日、ジャポネスクバージョンを見てきたので、
「ジーザス・クライスト=スーパースター(ジャポネスク・バージョン)」を観てきました。
違いはどうかなぁ、と楽しみにしていきました。

今回のエルサレムバージョンの方が楽しめました。以下に感想を書きます。

■ジャポネスクバージョンとの比較
(同一点)
・ストーリー
・台詞
・歌
・登場人物

(相違点)
・衣装
・メイク
・舞台装置
・照明

⇒物語は、ジャポネスクバージョンとほとんど変わりません。細かい点では何かあるのかもしれませんが、僕自身はそれを見つけることは出来ませんでした。ただ、衣装、メイク、舞台装置、照明などが古代エルサレムを意識したものになっているので(ジャポネスクバージョンは歌舞伎調)、全然違う舞台を観ている様な印象を受けます。登場人物(特にジーザスとユダ)が叫んだり、わめいたり、嗚咽したりといった感情の起伏を激しく表に出すことが多いので、どうしても台詞が聞き取りづらかったですね。

■感想(※ストーリーの深い部分に触れている記述があります)
前回(ジャポネスク)は歌舞伎調、ストーリーの予習ゼロという悪条件だった為、見終わった後に消化不良をおこしてました。

・うーむ、このシーンはいったい何を伝えたかったんだろう。
・なぜ、みんな顔の色が白塗りなんだろう。

といった具合です。今回は「ジャポネスクという化粧」が無くなり、純粋な歴史物語として観ることが出来たので、分かりやすかったです。
(注:別にジャポネスクを否定しているわけではないです。日本文化と西洋文化(ジーザスクライスト)を融合した作品として、演劇の完成度はかなり高いので一見の価値はあると思います)

イエスキリスト、ユダといった人物は、現代では「聖書」という書物を通すことでしか

・人柄、性格、立ち振る舞い

を知ることは出来ません。読み物としての「聖書」と接していると、そこで書かれていることを鵜呑みにしがちであり、それらをベースとして成り立っている考え方に対して、

・本当に聖書の語っていることが正しいのか?
・それ、2000年前に本当に起きたことなのか?
・ちょっと考えれば、いろいろと違和感を覚えるよね。

といった問題提起をしているように思えました。

東京では、8月26日で千秋楽。
京都では、
ジャポネスク・バージョン 10月13日(土)~11月10日(土)
エルサレム・バージョン 11月18日(日)~12月8日 (土)
という予定で公演が行われる予定とのことです。

070804|レ・ミゼラブル|帝国劇場  

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8月4日の昼間、帝国劇場でレ・ミゼラブルを観てきました。

Les Miserables 2007
[キャスト]
ジャン・バルジャン:山口祐一郎
ジャベール:今拓哉
エポニーヌ:坂本真綾
ファンテーヌ:渚あき
コゼット:辛島小恵
マリウス:藤岡正明
テナルディエ:徳井優
テナルディエの妻:阿知波悟美
アンジョルラス:岸祐二


本当に感動しました。ここまで完成度の高いミュージカルは初めてです。今までの僕にとってのミュージカルN0.1は劇団四季のCatsだったのですが、それを超えました。

あらすじは、wikipedia:レ・ミゼラブルから引用。

1本のパンを盗んだために19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャンの生涯が描かれている。作品中ではナポレオン1世没落直後の1815年からルイ18世・シャルル10世の復古王政時代、七月革命後のルイ・フィリップ王の七月王政時代の最中の1833年までの18年間を描いており、さらに随所でフランス革命、ナポレオンの第一帝政時代と百日天下、二月革命とその後勃発した六月暴動の回想・記憶が挿入される。当時のフランスを取り巻く社会情勢や民衆の生活も、物語の背景として詳しく記載されている。

レ・ミゼラブルの物語は、映画やテレビドラマなどでも原作として使われており、ミュージカルとしては1980年に演じられたのが、最初。日本では、1987年に始まり、今年で20周年を迎えるという超ロングランを記録しているそうです。

感動しました。ラストシーンでは涙が止まりませんでした。最近、年をとってきて涙腺がもろくなってきたこともあるけど、それにしても素晴らしかった。

・ジャン・ヴァルジャン
・ジャヴェール警部
・コゼット
・テナルディエ
・エポニーヌ

いろんな背景を持った人々がフランス革命の時代という不条理を、もがき苦しみながらも自分が思う理想を追い求めて生きていく。その姿を鮮明に描いていく。正直、ここまで完成されたミュージカルは本当に見たこと無いです。途中に間延びをするようなシーンが無くて、主人公(ジャン・ヴァルジャン、コゼット)の登場するところも、そうでないところも圧倒的な演技力に目を奪われ続けました。

レ・ミゼラブルは8月末まで帝国劇場で、9月・10月は福岡の博多座にて公演を行うそうです。

今年は20周年という節目の年だったようですが、これからも再演を続けることは間違いなさそうなので、観ていない人は是非、一度劇場に足を運んでみたほうがよろしいかと思います。オススメです。

070728|エクウス(馬)|劇団四季  

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きょうは浜松町の劇団四季自由劇場でエクウス(馬)を観てきました。

劇団四季による日本初演は1975年と古いです。でも四季の作品で古いものはどれもそうですが、長い年月が経っても色あせない普遍的なテーマを扱っていて、32年後に観ても新鮮に受け止めることができました。

あらすじをまとめると、
・6頭の馬の目を潰した少年の心の闇に精神科医が迫っていく
といったストーリーです。馬はストーリーの大事な役割を占めていますが、主体的な役割を担っているというか、「少年の持つ情熱のはけ口」という立場で登場します。

ステージ上にも客席があって、舞台とステージの両方で観客が向かい合う形になります。更にステージ上の客席にキャストも座ります。舞台装置はとてもシンプルで、四角い柵と長椅子のみ。長椅子の位置や照明、音楽をうまくコントロールすることで様々な場面を作り出していました。

劇団四季には日下武史さんという大ベテランの役者がいて、精神科医役だったのですがとてもよかった。言葉のひとつずつに重みがあって、この演劇で伝えたいメッセージがうまく届いたように思います。ちなみにこの日下武史さんは、このほかにも
・オンディーヌ
・鹿鳴館
などにも出演しています。

正直、そっちょくな感想自体は書いてしまうと物語の核心に触れるので書きませんが、社会人になり経験を重ねていく上で忘れかけていたものを思い出させてくれる。そんな作品でした。

東京観劇レポート