2008年12月23日は、日生劇場で「ラ・カージュ・オ・フォール」の公演を観てきました。

「ラ・カージュ・オ・フォール」
2008年12月23日(祝)12時30分開演
日生劇場

(出演者)
・ジョルジュ(「ラ・カージュ・オ・フォール」経営者):鹿賀丈史

・ザザことアルバン(ジョルジュの情婦):市村正親

・アンヌ(ミッシェルの恋人):島谷ひとみ
・ジャン・ミッシェル(ジョルジュの息子):山崎育三郎

・ジャックリーヌ(レストラン経営者):香寿たつき

・シャンタル(カジェル):新納慎也
・ハンナ(カジェル):真島茂樹

・ダンドン議員 (アンヌの父):今井清隆
・ダンドン夫人 (アンヌの母):森公美子

・ジャコブ(ザザの侍女):花井京乃助
・ルノー(カフェの主人):林アキラ
・ルノー夫人(カフェの女将さん):園山晴子
・フランシス(舞台監督):日比野啓一

・メルセデス(カジェル):大塚雅夫
・デルマ(カジェル):石丸貴志
・フェードラ(カジェル):美濃 良
・オデット(カジェル):香取新一
・モニク(カジェル):水野栄治
・ロシン(カジェル):富山 忠
・ニコル(カジェル):附田政信
・クロクロ(カジェル):佐々木誠
・ビデル(カジェル):杉山有大
・アンジェリク(カジェル):加賀谷一肇

(あらすじ)
南仏サントロペーの人気ゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」を中心として繰り広げられる物語。経営者ジョルジュと看板スターのザザことアルバンは20年もの間一緒に暮らしている。ジョルジュには、最愛の息子ジャン・ミッシェルがおり、アルバンが母親がわりとなり、手塩にかけて育てて来た。
そのジャンが、結婚宣言したことから騒ぎが始まる。相手は、ゲイ反対派の急先鋒である政治家ダンドン議員の娘アンヌ。彼女の両親がジョルジュに会いに来るというので、ジャンの母親を呼んでその場をとりつくろおうとする。しかし、ジャンの母親が来られなってしまった。
そこで、アルバンは女装して母親になりすまし、馴染みのジャクリーンのお店で出会うことにしてダンドン夫妻の前現れる。このアルバンのおかげで、その場はひとますハッピーエンドになるかと思いきや・・・

(感想)

やっぱり、鹿賀さんと市村さんのコンビは最高です!前回は「ペテン師と詐欺師」を観ました。

東京観劇レポート: 080113|ペテン師と詐欺師|日生劇場

このときは、年齢相応なオジサン役だったのですが、今回の役は二人ともゲイ。

市村さんといえば、映画『ホテルビーナス』でも老オカマのビーナスを好演してましたね。このときは物静かなオカマでしたが、今回のザザはゲイクラブの看板スター。

男でありながら、ジョルジュを息子のように愛していることがよく伝わってきました。それは人間味あふれる演技が出来る市村さんだからこそ、出来たんじゃないかと。

ゲイクラブのショーも迫力があってよかった。男性が女装して華やかな群舞を繰り広げるので、迫力もあるしスピード感もあり、笑える。ゲイ文化も立派なエンターテイメントだなぁー、とつくづく感じました。

ちなみに森久美子さんもキャストに組み込まれてますが、出演されるのは第2幕の後半。彼女も圧倒的な存在感があって好きなんですが、もうちょっといろいろと見たかったなぁ、というのが感じました。

他にはアンヌ役の島谷ひとみさんがテレビなどで観るイメージよりもだいぶ細くてちっちゃいなぁ、というところ。やっぱり舞台は生の役者の姿を見ることが出来ていいですね。

p.s.今回は諸事情により奥さんと行くことが出来なかったので、再演するときは是非一緒にいきたいなぁ。そして、前日の23時過ぎに連絡したにも係らず快く付合ってくれた友人に感謝感謝です!

2008年12月14日の夜に帝国劇場 ミュージカル『エリザベート』の公演を観てきました。

『エリザベート』
2008年12月14日(日)17時開演
帝国劇場

(出演者)

エリザベート:朝海ひかる
トート:武田 真治
マックス:村井 国夫
ルイジ・ルキーニ:髙嶋 政宏
フランツ・ヨーゼフ:石川 禅
ゾフィー:寿ひずる
マダム・ヴォルフ:伊東 弘美    
ルドヴィカ:春風ひとみ
ルドルフ:伊礼 彼方

(あらすじ)

あらすじは、wikipediaの記述を参照。

エリザベート (ミュージカル) - Wikipedia

(感想)

東宝系のミュージカルでよくあるのですが、今回もダブルキャストでした。ダブルキャストというのは、一つの役に対して2名の役者がキャスティングされることです。そのため、公演毎に演じる人が代わるので、当然印象も代わってきます。

というわけで、本題ですがエリザベートのキャスティングで特筆すべきはトート役の武田 真治さんの演技ですねー。「めちゃイケ」の印象が強かったのでどうかなー、と思っていたのですが独自の世界観を持った演技をしていました。これはオリジナリティーがあるなぁ、と感じました。

トートは、「黄泉の帝王」という設定なのですが武田さんの場合、ナヨナヨっとした印象。オカマみたいな歌い方をして粘っこい。でも、それって武田さんがやると本来の自身のイメージとリンクして妙なリアリティーがある。そこに魅力を感じました。あくまで、自分自身がトートを演じる場合にどうしたらいいのか、ちゃんと考えているような気がしました。

さすが、めちゃイケメンバー。

あと、よかったのはルキーニ役の髙嶋さん。主役であるエリザベートの暗殺者なのですが、同時にストーリーテラー役も兼ねていてそれがいい味を出してました。

東宝ミュージカル版のエリザベートが2000年に始まってからずっとルキーニ役を務めているのも納得ですね。

今度はダブルキャストの別バージョンで観てみたいです。

(ミュージカル「エリザベート」プロモーション映像)

<a href="http://eyevio.jp/movie/163876"><img src="http://eyevio.jp/_images/t/to/toho/163876/jytxgbclsbqgjhgbotfu_w1.jpg" />ミュージカル&#12300;エリザベート&#12301;プロモーション映像</a>

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