2008年12月14日の夜に帝国劇場 ミュージカル『エリザベート』の公演を観てきました。
『エリザベート』
2008年12月14日(日)17時開演
帝国劇場
(出演者)
エリザベート:朝海ひかる
トート:武田 真治
マックス:村井 国夫
ルイジ・ルキーニ:髙嶋 政宏
フランツ・ヨーゼフ:石川 禅
ゾフィー:寿ひずる
マダム・ヴォルフ:伊東 弘美
ルドヴィカ:春風ひとみ
ルドルフ:伊礼 彼方
(あらすじ)
あらすじは、wikipediaの記述を参照。
(感想)
東宝系のミュージカルでよくあるのですが、今回もダブルキャストでした。ダブルキャストというのは、一つの役に対して2名の役者がキャスティングされることです。そのため、公演毎に演じる人が代わるので、当然印象も代わってきます。
というわけで、本題ですがエリザベートのキャスティングで特筆すべきはトート役の武田 真治さんの演技ですねー。「めちゃイケ」の印象が強かったのでどうかなー、と思っていたのですが独自の世界観を持った演技をしていました。これはオリジナリティーがあるなぁ、と感じました。
トートは、「黄泉の帝王」という設定なのですが武田さんの場合、ナヨナヨっとした印象。オカマみたいな歌い方をして粘っこい。でも、それって武田さんがやると本来の自身のイメージとリンクして妙なリアリティーがある。そこに魅力を感じました。あくまで、自分自身がトートを演じる場合にどうしたらいいのか、ちゃんと考えているような気がしました。
さすが、めちゃイケメンバー。
あと、よかったのはルキーニ役の髙嶋さん。主役であるエリザベートの暗殺者なのですが、同時にストーリーテラー役も兼ねていてそれがいい味を出してました。
東宝ミュージカル版のエリザベートが2000年に始まってからずっとルキーニ役を務めているのも納得ですね。
今度はダブルキャストの別バージョンで観てみたいです。
(ミュージカル「エリザベート」プロモーション映像)